離婚で取り決めした場合に、書面にする必要はあるの?
Q
離婚するにあたって2人で取り決めした事項は、書面にする必要はあるの?
A
専門家に頼んで書面化することをお勧めします。
なぜなら、口頭で決めたことは約束が守れないことも多く、言った・言わないで紛争が蒸し返すおそれがあるからです。
また、仮に専門家に頼まず自分達で書面を作った場合、複数の意味に解釈できる条項があったり、大切な条項が抜けていたりして、後に揉める可能性もあるからです。
例えば、「100万を支払う」 と口約束したり、書面を作ったとしても、それだけでは
慰謝料としての100万円なのか、
財産分与としての100万なのか、
養育費の一括金としての100万なのか、分かりません。
また、「これで全て解決し、その後一切の請求はしません」という「清算条項」が書面に入っていないと、再度相手から金銭的な請求をされるおそれも出てきます。
上記は極端な例ですが、詳細な部分の話になる様々な問題がでてきます。
離婚の際の条件取り決めも重要な契約です。 専門家に頼んで自己の権利を防御し、紛争が蒸し返されないように万全を期しましよう。
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